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【兵庫ゴールドT注目馬】ダート短距離戦線を締めくくるJpnIIIに「兵庫の雄」イグナイター登場

  • 2022年12月21日(水) 11時05分
 12月21日(水)に園田競馬場で行われる兵庫ゴールドトロフィー(3歳上・JpnIII・ダ1400m)。ダート短距離戦線を締めくくるハンデ重賞で、兵庫県競馬で行われているダートグレード競走の中で唯一地方馬による勝利がない。

 今年の注目はイグナイターだろう。春にダートグレード競走2勝を挙げるなど、兵庫県競馬を代表する馬へと成長。地元の雄がレース史上初の地方馬制覇を決める可能性も十分だ。発走は21日(水)の16時00分。主な出走馬は以下の通り。

イグナイター(牡4、兵庫・新子雅司厩舎)

 昨年夏に兵庫へ転入し同年11月の楠賞で重賞初制覇。昨年の兵庫ゴールドTでは直線半ばまで粘って3着と、中央馬相手にも互角の走りを見せた。今春には黒船賞かきつばた記念とダートグレード競走を連勝。秋にはJpnIの舞台でも健闘するなど、地方競馬を代表する一頭へと成長を遂げた。地元の筆頭格としてレース史上初の地方馬制覇に挑む。

シャマル(牡4、栗東・松下武士厩舎)

 今年4月の東京スプリントで重賞初挑戦を迎え、3頭の激しい叩き合いを制して重賞初制覇。その後8月のサマーチャンピオン、9月のオーバルスプリントを制し、僅か半年足らずで3つのタイトルを獲得した。今秋は更に距離を延長し大舞台にも挑戦。マイルCS南部杯で3着、チャンピオンズCで5着と大舞台でも好走している。実績ある距離への短縮で4つ目の重賞タイトルを狙う。

オーロラテソーロ(牡5、美浦・畠山吉宏厩舎)

 昨年12月のりんくうSでOP初勝利を飾り、今年6月の松風月SでOP2勝目を挙げた。初の地方競馬参戦となったクラスターCは外目をスムーズに追走し、直線半ばで逃げ馬を競り落として優勝。デビュー28戦目にして待望の重賞初制覇を飾っている。コースをぐるりと一周する競馬は初めてになるが、持ち前の先行力を活かして2つ目のタイトル奪取を目指す。

 そのほかにも重賞4勝を誇るラプタス(セ6、栗東・松永昌博厩舎)、ダート1400mの重賞を多数制しているサクセスエナジー(牡8、栗東・北出成人厩舎)、元JRAのOP馬オヌシナニモノ(牡5、金沢・佐藤茂厩舎)などが出走予定。

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