12月28日(水)に中山競馬場で行われる第39回
ホープフルステークス(GI)に出走を予定している
フェイト(牡2、栗東・
矢作芳人厩舎)について、
矢作芳人調教師のコメントは以下の通り。
「前走の
東京スポーツ杯2歳ステークスは、まだまだ未完成な部分が多すぎる馬なので、その部分が出ての敗戦だったと思います。
ホープフルステークスに向けては、前回に比べると間隔的にも非常にやりやすくて、前回に比べると、調教の動き自体は一段上がっていると思います。21日(水)の追い切りは、調教を走る
エントシャイデンと併せて、いい動きだったと思います。
(前走との状態面の比較は、という質問に)まだ状態とかそういう問題では無く、一戦一戦覚えている段階、非常に子どもなので、そういう点での上積み、それと、調教過程においても前回よりは上積みがあると思います。右回り、左回りはあまり気にしていませんが、まだまだ緩い馬なので、大きなコースの方が良いのかというのは正直思います。
この馬は、セールの時から父の
リアルスティールに非常によく似ていると思っていたのですが、良い部分も悪い部分も本当によく似ています。
リアルスティール自身が非常に成長の遅い馬だったのですが、この馬も、悪い部分という点では、成長がまだゆっくりというところで似ていると思います。ただ、秘めているポテンシャルに関しては、
ミッキーカプチーノに遜色ないのではないかというぐらい、高い期待を持っています。
まだまだ、来年、再来年と良くなっていく馬なので、現時点でどの程度この強いメンバーで通用するか、次につながる競馬をしてくれればいいと考えています。まだお子さまなので、なかなか持っているものを発揮できないのですが、素質は非常に高い馬だと思いますので、将来を含めて応援していただけたらと思います」
(取材:三浦拓実)
ラジオNIKKEI