12月28日に中山競馬場で行われる
ホープフルステークス(2歳・GI・芝2000m)。京都2歳S(GIII)で重賞初制覇した
グリューネグリーン(牡2、美浦・
相沢郁厩舎)が、デビューから手綱を執るM.デムーロ騎手とのコンビで出走する。
グリューネグリーンは父
ラブリーデイ、
母レディーダービー、母の
父スペシャルウィークという血統。半兄には2013年の
オールカマーなど重賞2勝の
ヴェルデグリーンがいる。
10月、東京競馬場での新馬戦でデビュー。勝った
ミッキーカプチーノに最後の直線で迫って3着という好走を見せた。続く未勝利戦では、ラスト1ハロンで先頭に立つと、後続を突き放して2.1/2馬身差をつけて初勝利を手にした。3戦目の京都2歳Sは、スタートから先頭に立ち、最後は迫ってきた
トップナイフを振り切って重賞ウイナーの仲間入り。通算成績は3戦2勝。
中山は今回初出走になるが、半兄
ヴェルデグリーンは7勝中2つの重賞勝利を含む5勝が中山での勝ち星と「中山巧者」で知られた。そんな兄だったものの、3度のGI挑戦はいずれも高い壁に跳ね返され、6歳の若さでこの世を去っている。果たして弟がその悲願を達成するのか、走りが楽しみだ。