民放競馬記者クラブ(加盟13社)は、本年度の「民放競馬記者クラブ賞」を
西塚洸二騎手(美浦・
鹿戸雄一厩舎)と
佐々木大輔騎手(美浦・
菊川正達厩舎)に授与すると発表した。
<受賞理由>
今年デビューした
西塚洸二騎手・
佐々木大輔騎手は、お互い競い合いつつ、多くの勝利を挙げた。西塚騎手は関東の新人騎手で1番に初勝利を挙げ4月に月間3勝。12月には勝ち星を2桁に乗せた。佐々木騎手は9月に月間3勝を挙げ、関東の新人騎手で最初の重賞騎乗を遂げ、騎乗数も関東新人トップの270を超えた。両騎手共に今後更なる活躍が期待できる点を高く評価した。
<
西塚洸二騎手のコメント>
「本来なら勝てたレースも沢山ある中、2桁の勝ち星をあげられたのも、関係者・馬含め、皆様のお蔭です。感謝しています。もっともっと勝ちたいです。10勝目は自厩舎の馬で、なかなか鹿戸先生の馬で結果を出せずにいたので、嬉しかったです。こみあげてくるものがありました。また初勝利の
フレーズメーカーはデビュー週で乗せて頂き、自分の騎乗ミスもある中、4月に入りまた乗せて頂き勝たせて頂きました。この初勝利も印象に残っています。先輩方と積極的にコミュニケーションをとり吸収し、もっともっと上手くなりたいです。来年の目標は30勝以上です。技術ではまだまだですが、勝った時の笑顔も見て下さい。活躍できるよう、頑張ります」
<
佐々木大輔騎手のコメント>
「最初は1レース1レースで一杯一杯、想像と違った部分と本当に勝てないんだと難しさを痛感していました。関西の同期や西塚騎手が勝っていき、焦りもありました。夏の終わりに、ようやく落ち着いて乗れるようになってきました。9月の新潟で
サクラソーレに騎乗し、指示通りに乗れ、その過程の中で周りを見ながら騎乗できました。その時から段々と感覚をつかめるようになりました。乗り数は増えていきましたが、上手くいくのはほんの少しで、失敗してばかりでしたが、次に失敗しないように、振り返る日々です。騎乗の振り返りは自分のルーティンとして、続けるようにしています。2年目は具体的な目標数字はありませんが、30勝に届きたいです。近道はないですから、しっかりトレーニングもして、先輩方のように格好良く乗りたいです」
※民放競馬記者クラブ賞は、顕著な成績を残した関東の新人騎手に贈られる。
(
JRAのリリースによる)
ラジオNIKKEI