昨年末に
JRAの各種リーディングが発表されたが、ここでは少し違った視点から2022年のリーディングを発表したい。
まずは出走回数リーディング。ここは18走で
ブランデーロック(牡3、美浦・小桧山悟厩舎、年齢は22年当時)が制した。2位は
カヨウネンカ(牝3、美浦・
斎藤誠厩舎)、
ドゥライトアルディ(牝3、栗東・
西村真幸厩舎)、
タケルジャック(牡4、栗東・
清水久詞厩舎→美浦・小桧山悟厩舎)、
ラブエスポー(牝5、美浦・
蛯名利弘厩舎)の4頭が横並びの15走だから、まさに“圧勝”と言えるだろう。
しかも驚くべきことに
ブランデーロックは1月から12月まで、毎月欠かさず出走したのだ。2着3回、3着5回と惜敗が多く、惜しくも勝利には手が届かなかったが、年明け初戦だった朱竹賞で10着に敗れた以外は全て8着以内。コンスタントに賞金を稼ぎ、馬主孝行な一面を見せた。ラスト2戦を3着でまとめたようにまだまだフレッシュなので、2023年も大いに期待できそうだ。
続いて障害限定の出走回数リーディングだが、こちらは
オノーレペスカ(牝6・美浦・小桧山悟厩舎、年齢は22年当時)が11走でトップ。驚くべきことに2021年も12走で“優勝”しており、2連覇となった。また、小桧山厩舎は平地の
ブランデーロックに続く2冠達成。これも“偉業”と言えるだろう。