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【中山金杯】メンバー中2頭のみのGIIウイナー・ウインキートス&ワンダフルタウンに立ちはだかる厳しいデータとは?

  • 2023年01月03日(火) 14時29分
 混戦模様の中山金杯(4歳上・GIII・中山芝2000m)は、重賞初勝利を目指すアラタラーグルフレッドランメルトなどが人気を集めそう。一方でメンバー中に2頭のみのGII勝ち馬、ウインキートス(牝6、美浦・宗像義忠厩舎)とワンダフルタウン(牡5、栗東・高橋義忠厩舎)も侮れないところだ。

 ウインキートスは一昨年の目黒記念の覇者。その後は勝利に手が届いていないが、昨年も目黒記念オールカマーで連続3着だったように、まだまだ衰えはない。前走のエリザベス女王杯こそ、長距離輸送が堪えたのか15着に大敗したが、“地元”の中山なら巻き返しが期待できる。

 一方のワンダフルタウンは一昨年の青葉賞の勝ち馬。脚元の不安から昨秋に復帰後、12着→8着と結果が出ていないが、前走の中日新聞杯は直線で前が詰まって不完全燃焼。スムーズなら上位争いだったかも…と思える手応えだっただけに、復調ムードは間違いない。

 ただ、2頭には厳しいデータが立ちはだかるのも事実だ。近10年の中山金杯において、前走6着以下の馬は[2‐1‐2‐91]と大苦戦。昨年はメンバー中3頭しかいなかった前走5着以内の馬がワンツースリーしたのとは対照的に、前走6着以下の馬が4〜17着に枕を並べた。近走着順のいい馬が順当に走る。それが近年の中山金杯のトレンドなのだ。

 ウインキートスワンダフルタウンは“逆風データ”を跳ね返し、復活を果たせるのか。2頭の実績馬の走りに注目したい。

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