「
報知オールスターカップ・S3」(3日、川崎)
9歳にして初タイトル-。1番人気の
エルデュクラージュ(セン9歳、船橋・川島一)が2周目の向正面半ばで先頭に立ち、そのまま後続を振り切った。これが待望の重賞初V。2番人気の
スワーヴアラミスが3馬身差の2着、3番人気の
サンビュートが3着だった。なお、優勝馬は「
川崎記念・Jpn1」(2月1日・川崎)、「
ダイオライト記念・Jpn2」(3月15日・船橋)の優先出走権を得た。
絶好調の鞍上に導かれ、
エルデュクラージュが待望の重賞タイトルを獲得した。昨年2着の雪辱を果たし、明け9歳にして初重賞Vだ。
主導権を握ったカイルが作り出す落ち着いた流れを、2番手で追走。向正面半ばで逃げ馬の手応えが怪しくなると、ギアを上げて先頭奪取。ロングスパートで押し切った。
負傷中の主戦・
本田正重に代わって手綱を取った
矢野貴之は「自分のリズムで走ることができ、終始手応えも良く、安心して乗れました。いつも本田君が大事に乗っていたので、気を引き締めて乗りました」と賞典台で笑顔。代打騎乗の仕事を完璧にこなした。
管理する
川島正一師は「能力の絶対値が高く、ハマればこれぐらいは、やってくれる馬。
川崎記念へ」と力強く次の目標へ照準を定めた。リベンジを果たした勢いで、昨年はJRA勢相手に2着と健闘したJpn1の舞台へ。今回同様、主役の座に就きたい。
提供:デイリースポーツ