1/5(木)に
佐賀競馬場で行われる佐賀
若駒賞は佐賀デビューの明け3歳馬による準重賞。近年の勝ち馬では、20年
ミスカゴシマ、22年
ザビッグレディーがのちに佐賀
皐月賞馬に輝いており、クラシックへつながっている。今年は11頭が参戦。主な出走馬は以下の通り。
■1/5(木)佐賀
若駒賞(3歳・佐賀ダ1750m)
イチノコマチ(牝3、
平山宏秀厩舎)は地元では【3-4-1-0】と安定感抜群。昨年佐賀で最初の新馬戦ではスタートが悪く
ミヤノウッドリーから9馬身差で2着だったが、10月の
九州ジュニアチャンピオン(1400m・佐賀デビュー馬限定)では
ミヤノウッドリーが競走除外とはいえ、
モーモーレッドを差しきって重賞制覇を成し遂げている。距離が1800mに延びた11月のカペラ賞は、佐賀デビュー馬では最先着の2着で、
ミヤノウッドリーは6着。中距離が舞台の今回も主役を務めてみせる。
ミヤノウッドリー(牝3、
東眞市厩舎)は前述のとおり新馬戦を圧勝したが、
九州ジュニアチャンピオンは競走除外だった。10月の
ベテルギウス特別(1750m)では逃げた
モーモーレッドに3コーナー過ぎで馬体を併せにいくと、直線半ばで振りきって2馬身半差をつけて快勝。明け3歳の佐賀デビュー馬では最多の5勝をマークしている。デビューからすべて1番人気に推されているのは高い素質の証。ここも好勝負に持ち込める。
アストライオス(牡3、
手島勝利厩舎)はデビューから2戦が4着だったが、その後【2-4-2-0】の好成績。カペラ賞は2着
イチノコマチと1馬身半差の3着、続く前走のアルデ
バラン特別(1750m・佐賀デビュー馬限定)では、逃げる
モーモーレッドを3〜4コーナーでとらえると直線で3馬身突き放す完勝劇だった。距離が延びてからの上昇ぶりが目覚ましく、牡馬の意地を示す場面もありそうだ。
モーモーレッド(牝3、
池田忠好厩舎)は9月の
シリウス特別(1400m・佐賀デビュー馬限定)では
イチノコマチの追撃をクビ差しのぎきっているように、けれんみのない逃げが持ち味。この勝利がきっかけになったのか、その後4戦して勝利こそないものの、2着3回と直線での粘りが増している。展開次第の面は否めないが、アッと言わせるシーンもありそうだ。
ニューホライゾン(牝3、
真島元徳厩舎)は
ミヤノウッドリーと同じ新馬戦で5着だったが、続く2組で初勝利。後続に絡まれる苦しい逃げとなったが、1馬身差で押し切った。そして8月の1組ではあれよという間に逃げ切って、2着
ミヤノウッドリーに4馬身差つけている。ただ
モーモーレッドとの対戦では4戦続けてハナを奪われており、今回も同馬との兼ね合いになる。
そのほか、新馬戦勝ちのあと2戦して7月以来の実戦となる
ディーディーデイ(牝3、
三小田幸人厩舎)にも注目。
発走は18時15分。
(文・栗田勇人)
次回は2/9の『
佐賀記念』の見どころを紹介予定です。
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