中山の芝コースが“ダンジグ天国”と化している。
ダンジグは77年米国生まれの名種牡馬。その直系は古くは
デインヒルや
アジュディケーティング、
チーフベアハート、最近では
ハービンジャーの産駒が日本競馬に高い適性を示している。そしてにわかに多くの血統ファンをざわつかせたのが、昨年末の中山芝での大活躍だった。
9日間で延べ43頭が出走して【10・3・4・26】の勝率23%、複勝率40%と驚異的な成績をマーク。回収率も単勝が298%、複勝でも135%あったので、人気馬が多く出走していたから好成績…というわけでもない。少し
パワーが必要な冬の中山芝が合うのか? かといって一昨年以前は目立つような成績を残していないので、好成績の理由は判然としないが、何はともあれ、今の中山芝に必要な“何か”をダンジグ系が持っていると考えるのが正解だろう。
年が変わり、コースは昨年末のAからCへ。それでも血統のトレンドは引き継がれる可能性が高く、引き続き“ダンジグ祭り”を期待しようではないか。開幕日は
中山金杯の
カレンルシェルブルなど4鞍に7頭がスタンバイ。強気に狙えば、思わぬ好配当をゲットできるかもしれない。
【5日の中山芝に出走するダンジグ系】
・6R・3歳1勝クラス(芝2000m)…2番
キミノナハマリア(父
ハービンジャー)、7番
ハウゼ(父
デクラレーションオブウォー)
・10R・
ジュニアC(芝1600m)…12番
サトノヴィレ(父
デクラレーションオブウォー)
・11R・
中山金杯(芝2000m)…8番
カレンルシェルブル(父
ハービンジャー)
・12R・4歳上2勝クラス(芝2000m)…1番
ローシャムパーク(父
ハービンジャー)、6番
スラップショット(父
エアフォースブルー)、9番
パワータイショウ(父
アメリカンペイトリオット)