1月9日の中京11R・
淀短距離S(4歳上オープン、リステッド、芝1200メートル=15頭立て)は、9番人気の
ホープフルサイン(牡7歳、美浦・
本間忍厩舎、父
モンテロッソ)が、勝利した。勝ち時計は1分7秒5(良)。
3連単は356万4220円のビッグ配当。新春名物の電撃戦は9番人気の伏兵が大波乱を演出した。約11か月ぶりの実戦だった7歳馬が混戦から抜け出した。「少し物見をしていましたが、仕上がっていると感じていました。以前乗った時に、ためれば伸びると思っていたので」。鮮やかなロングシュートを決め、ベテランの
幸英明騎手はしてやったりの表情だ。
昨年の
シルクロードSでは4着に入った実力馬。ただ、骨折の影響で長期休養を余儀なくされた。「牧場、獣医さんに本当にお世話になった。能力喪失になりそうなくらい骨折が長引いて…。よく走ってくれました」と、
本間忍調教師はブランクを感じさせない走りに感心しながらも「このあとは予定を立てません」と慎重に言葉を選んだ。
2着に8番人気の
カルネアサーダ(
松若風馬騎手)、3着にも13番人気の
トキメキ(
斎藤新騎手)が入り、正月競馬の締めくくりは波乱の結末だった。
スポーツ報知