「
京成杯・G3」(15日、中山)
真価を問われる一戦に挑む。
ソールオリエンスは22年11月、東京芝千八の新馬戦でデビュー。1・4倍という圧倒的な支持を受けた。直線で馬なりのまま外から進出した時には、“どれだけ後続を突き放すか”と手塚師も期待したが、
レーベンスティールの抵抗に遭い、何とか首差で初陣をモノにした。「相手も強かった。もっと楽に勝てると思っていたんだけどね」と指揮官は苦笑い。ただ、3着以下には5馬身の差をつけ、2着馬が次戦で未勝利戦を圧勝なら文句はないだろう。
4日の1週前追い切りは横山武が騎乗して美浦Wで併せ馬。
ヴァーンフリート(4歳2勝クラス)を持ったままで楽々と2馬身突き放し、6F83秒5-37秒8-11秒6とタイムも上々だ。横山武は「完成までに時間はかかりそうだけど、重賞でもいいレースをしてくれそう」と好感触。手塚師も「かなり走るよ。中山は少しどうかと思うけど、走りに不安はない」と大きな期待を寄せている。
厩舎では
ホープフルS3着の
キングズレインも将来を嘱望されているが、「こちらの方が大人だよね。パーツ、パーツなんかね」と劣らない評価を与えている。見据えるはクラシックの大舞台。そこを目指せる器かどうか、ここが試金石の戦いとなる。
提供:デイリースポーツ