JRAは「2022年度
JRA賞受賞馬選考委員会」を10日に行い、各賞を発表した。
年度代表馬には
天皇賞・秋、
有馬記念とG1を2勝した
イクイノックス(牡=木村)が選出された。記者投票288票中282票を獲得(次点は
タイトルホルダー6票)。得票率97・9%の文句なしの選出だった。
3歳だった22年、G1で古馬を撃破した
イクイノックスは、他に春のクラシックで
皐月賞、
日本ダービーともに2着。安定感と爆発力を兼ね備えていた。全レースでルメールが騎乗している。
イクイノックスは父
キタサンブラック、
母シャトーブランシュ(母の
父キングヘイロー)の血統で通算6戦4勝(22年は4戦2勝2着2回)。
キタサンブラックも16、17年度の
年度代表馬で父子での受賞。3歳牡馬の受賞は21年の
エフフォーリアに続いて2年連続となった。
イクイノックス陣営のコメントは以下の通り。
▼馬主・シルクレーシング米本昌史代表 このたびは名誉ある賞に選出いただき、誠にありがとうございました。
イクイノックスは昨年のどのレースでも成長を感じさせてくれ、また、凄いパフォーマンスを発揮してくれたと思います。特に印象的だったのは、直線鋭く伸びた
天皇賞・秋と4コーナーから手応え抜群で直線抜け出した
有馬記念でした。まだまだ成長過程にあるかと思いますので今年の活躍も楽しみです。ここまでお世話になっております厩舎および牧場関係者の皆さま、いつも応援いただいているファンの皆さまに、この場を借りてお礼申し上げます。
▼
木村哲也師 このたびは
年度代表馬という名誉ある賞をいただけて光栄です。これもひとえに馬主、厩舎スタッフをはじめ、関係者の皆さまに支えていただき、また、ファンの皆さまに背中を押していただき、受賞することができたものと思います。皆さま、どうもありがとうございました。
▼
クリストフ・ルメール騎手
イクイノックスは昨年1年間でだんだんと良くなり、特に秋からは大人になって
天皇賞・秋、
有馬記念と素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれました。今年も凄く楽しみです。
▼各賞の受賞馬
年度代表馬=
イクイノックス最優秀2歳牡馬=
ドルチェモア最優秀2歳牝馬=
リバティアイランド最優秀3歳牡馬=
イクイノックス最優秀3歳牝馬=
スターズオンアース最優秀4歳以上牡馬=
タイトルホルダー最優秀4歳以上牝馬=
ジェラルディーナ最優秀短距離馬=
セリフォス最優秀ダートホース=
カフェファラオ最優秀障害馬=
オジュウチョウサン
スポニチ