春のクラシック路線に向けて、3歳世代を独断で格付けする。今回は牡馬の変動はなく、牝馬は
シンザン記念を制した
ライトクオンタムが2位にランクイン。
ディープインパクトのラストクロップが、父をほうふつとさせる末脚を発揮し、無傷2連勝で重賞初制覇を達成した。レースラップ後半3F35秒6と時計がかかり、差しが決まりやすい展開になったとはいえ、馬群の大外を回って差し切ったレースぶりにはインパクトがあった。
V時計1分33秒7は昨年の
マテンロウオリオンより0秒4速く、同じ舞台で行われた
京都金杯の1分32秒7と比較しても水準以上の時計と判断できる。過去に牝馬で同レースを制した
ジェンティルドンナと
アーモンドアイは後に3冠牝馬となっており、その観点からの期待感もある。
◆番外編 7日の中京で未勝利戦を勝ち上がった
エアメテオラは、兄に20年東海Sを勝った
エアアルマス、オープンで活躍している
エアファンディタがいる血統だ。新馬戦は2着に敗れたものの、2戦目はスピードの違いを見せてハナを奪い、ラスト3Fでメンバー2位の34秒0を記録して後続を離した。V時計1分34秒0も未勝利戦としては優秀なもので、今後の走りに注目したい。
提供:デイリースポーツ