3歳新馬戦が年明けからの開催4日間で中山、中京を舞台に計11レース行われた。日曜の中京6Rでは
ミッキーツインクルが直線外から鮮やかな末脚を放って勝利。中内田厩舎、
ドゥラメンテ牝馬と2歳女王
リバティアイランドと共通項を持つ血統馬がV発進を決めた。
前週の新馬勝ち馬評価一覧
ミッキーツインクル(牝、父
ドゥラメンテ、栗東・中内田)
日曜中京6R・芝2000m、イーガン「スタートが遅いのでじっくり運んでほしいという話でした。道中は
リラックスしていました。しまいはいい脚でしたが、スパッと切れる感じではなくジリジリでした。それでも新馬としてはしっかり走ってくれました」(レース評価B、将来性★★★★)
アルジーヌ(牝、父
ロードカナロア、栗東・中内田)
月曜中京6R・芝1600m、川田「スムーズに、上手にいい内容で走ってくれています。まだ内へモタれたりするので、そういった面が徐々に解消すればと思います」(B、★★★★)
ヒメナデシコ(牝、父
シルバーステート、栗東・森田)
木曜中京5R・芝2000m、岩田望「ゲートはまずまずで、1角まではキック
バックを受けて下がるところがありましたが、直線で抜け出してからはいい脚を見せてくれました。これから徐々に成長していけば、いいところを狙えると思います」(B、★★★)
シルバージュエリー(牝、父
シルバーステート、美浦・加藤士)
土曜中山5R・芝1600m、杉原「強かったです。まだ弱いところがあったり体もまだまだだったりするのですが、それでこのパフォーマンスですから。これからさらに良くなると思います。真面目で気がいいので、千六くらいが合いそうです」(B、★★★)
タガノシャーンス(牝、
キタサンブラック、栗東・中尾)
日曜中京4R・ダート1200m、川須「調教に乗った時から新馬勝ちできる手応えを抱いていました。きょうは番手を確保できた時点で、いつでも抜けられるような感じでした。気性も素直です」(B、★★★)
ハードワイヤード(牡、父ハードスパン、美浦・加藤征)
土曜中山3R・ダート1200m、ムルザバエフ「馬が子どもで、返し馬で砂をかぶったら嫌がっていたので、(逃げる)こういう戦法にしました。道中は物見がひどくて、きょうは80%しか力を出していないと思います。それだけに素質はありますね。距離も千八ぐらいまでは大丈夫だと思います」(C、★★★)
オルソビアンコ(牝、父
ハービンジャー、美浦・田村)
日曜中山6R・芝2000m、田辺「小柄な馬でどうかと思っていましたが、厩舎からはしっかり乗り込んでいると聞いていました。4角も直線もふらついていましたが、最後まで止まらず走ってくれました。もう少し成長してほしいですが、センスは十分ですよ」(C、★★★)
カムランベイ(牡、父
タリスマニック、美浦・岩戸)
月曜中山6R・ダート1800m、田辺「大型馬でモタモタしていましたし、新馬向きではないと思っていましたが、センスの良さを見せてくれました。上積みを見込めると思いますし、これから良くなりそうです」(C、★★★)
フェブルウス(牡、父
カレンブラックヒル、美浦・上原博)
木曜中山3R・ダート1800m、木幡巧「スタートを出てからも気持ちが入っていなくて、勝負どころからたたいて行く形になりました。ただ、こちらの指示には応えてくれました。もう少し気持ちが入ってくれば、最後ももっと脚を使えると思います。最後もふわふわ遊んでいる感じでしたが、センスの良さは感じました」(C、★★)
トーホウレーゲン(牡、父
フリオーソ、栗東・石坂)
土曜中京4R・ダート1800m、菱田「調教も乗せてもらいましたが、レースでは集中力が増している感じ。砂をかぶっても馬群で対応して、新馬としてはいい内容だったと思います」(C、★★)
クリニクラウン(牝、父
トビーズコーナー、美浦・小手川)
月曜中山4R・ダート1200m、原「ケイコの感触が良かったですし、厩舎の評価も高かったですからね。ハナに行くつもりでしたが、スタートを出なくてしまい勝負にかけました。まだ遊びながら走っている感じでも、これだけの脚を使ってくれました。距離は延びても良さそうですし、成長してくればこれから楽しみです」(C、★★)
(レース評価は馬サブロースタッフによるS、A、B、C、Dの5段階。将来性評価は★5が最高)
提供:デイリースポーツ