◆第70回
日経新春杯・G2(1月15日、中京・芝2200メートル)追い切り=12日、栗東トレセン
ヴェローナシチー(牡4歳、栗東・
佐々木晶三厩舎、父
エピファネイア)が、パワフルな走りで好調を印象づけた。坂路での最終追いは単走で53秒4ー12秒3をマークした。ゴール手前で仕掛けるとしっかりと脚を伸ばし、勢い十分に駆け抜けた。「全体で53秒くらいで乗るという指示でした。完璧な調教ができたね。心臓の状態も良いし、走れる状態にあるよ」と佐々木調教師は笑顔を浮かべた。
まだ1勝馬の身だが、今回と同じ舞台の
京都新聞杯で2着があり、明け4歳世代では上位の力はある。「中京コースはこの馬には合っている。左回りの方がスムーズに走れるようだ」と、コース替わりに期待を寄せた。
「格下なので大きなことは言えないけど(斤量)54キロはいいよね。納得のハンデだし、これでどこまで戦えるかでしょう」と前向き。ハミを取らないまま終わった
菊花賞(12着)を除けば全て掲示板の堅実派だけに、流れが向けば一気の台頭もありそうだ。
スポーツ報知