一昨年開業の
四位洋文厩舎が重賞初制覇をかけて、
東海S(4歳上・GII・中京ダート1800m)に
ハギノアレグリアス(牡6)を送り込む。
一昨年2月に解散した松田国英厩舎から引き継いだ素質馬。屈腱炎による1年8カ月の休養から昨年6月の
アハルテケSで復帰すると、いきなり4着に好走。続く
太秦Sで厩舎にオープン初勝利をプレゼントすると、前走の
みやこSでもアタマ差の2着。外からスムーズに押し上げた勝ち馬
サンライズホープに対し、こちらは馬群の中で少し仕掛け遅れたので、勝ちに等しい内容といっていいだろう。
厩舎カラーの「馬を大事にする」の言葉通り、しっかりとリフレッシュを挟んで迎える今季初戦。先に見据える大舞台に駒を進めるためにも、大事な一戦となる。騎手時代に四位師が騎乗し、
スプリングSを制した
タニノギムレットの甥にあたる血統馬。ゆかりの血統で重賞初勝利を挙げてみせる。