新境地を切り開きたい。
ホウオウアマゾン(牡5、栗東・
矢作芳人厩舎)が
根岸ステークス(4歳上、GIII、東京ダート1400m)でダートに初挑戦する。
2歳時から重賞路線で活躍し、3歳時に
アーリントンCを制覇。GIIでの2着が3回もある実力馬だ。ただ、昨年の
安田記念以降は3戦連続で2桁着順。低迷から脱出すべく、策士・矢作師が砂への参戦を決断した。
もちろん、簡単なチャレンジではない。過去36回の
根岸Sの歴史において、ダート初挑戦で勝った馬は1頭だけ。ただ、その1頭が同じ矢作厩舎の先輩、3年前の
モズアスコットと聞けば、再現を期待したくなる。
父キングカメハメハは言わずと知れた芝ダート二刀流の超トップサイアー。さらに母の母の父には米国のトップサイアー・
エーピーインディが控えている。先行力があるので揉まれる心配もなし。冬の府中に“二匹目のどじょう”がいても決して驚けない。