勢いなら一番だ。未勝利から4連勝中の
マッドクール(牡4、栗東・
池添学厩舎)が
シルクロードステークス(4歳上、GIII、中京芝1200m)で重賞初挑戦初制覇を狙う。
デビュー2戦は芝1600m、ダート1400mでともに3着に敗れたが、リフレッシュを挟んだ3戦目から快進撃が始まった。中京芝1400mの未勝利で初勝利を挙げると、小倉芝1200mの1勝クラス、中京芝1200mの2勝クラス、3勝クラスと4連勝。スピードの絶対値が違うためか、前々走まではハナか番手での競馬だったが、前走は馬群で脚をためての差し切り。どんなレースでもできることを証明した。
いよいよ重賞初制覇となる今回、勝てばGIがハッキリと見えてくる。00年以降、
JRAの古馬混合重賞を最下級(新馬、未勝利)から連勝で制した馬は10頭。そのうち芝は
レイハリア、
レイパパレ、
アーモンドアイ、
カレンブラックヒル、
ファインモーションの5頭で、うち4頭がGI馬という豪華布陣なのだ。
待ちに待った重賞初挑戦。
ウインマーベルに
ナムラクレア、
トウシンマカオと強豪が揃ったが、それでこそ真価が分かるというもの。きっちり勝って、GIに王手をかけてみせる。
【00年以降、最下級から連勝で古馬混合重賞を制した馬】
02年
エリザベス女王杯・
ファインモーション06年
平安S・
タガノゲルニカ06年
アンタレスS・
フィフティーワナー06年
ジャパンCダート・
アロンダイト09年
アンタレスS・
ウォータクティクス12年
毎日王冠・
カレンブラックヒル18年
ジャパンC・
アーモンドアイ19年
東海S、
フェブラリーS・
インティ20年
チャレンジC、21年
大阪杯・
レイパパレ21年
キーンランドC・
レイハリア