ダート1400mはオープン特別こそ多く施行されるが、
JRA重賞は同レースと
プロキオンSの2つだけ。ダートのス
プリンターにとっては数少ない大舞台となる。また、
フェブラリーSの前哨戦という意味合いもあり、GIIIとしては毎年メンバーが揃う。
1.終いの脚が求められる
ス
プリンターが多く参戦することからペースは速くなりがち。ただでさえ終いの脚が求められる東京コースで、先行馬が押し切るのは簡単なことではない。過去10回、4角5番手以内の馬は複勝率14.3%なのに対し、4角7番手以下は複勝率21.3%、10番手以下でみても複勝率23.0%で差し馬に分がある。
2.距離延長組は苦戦
過去10回で連対した延べ20頭中、16頭は前走で1400m以上の距離を走っていた。該当しない延べ4頭は
コパノキッキングや
レッドルゼルといった実力上位馬で、前走は
カペラSで連対していた。目立った成績のない距離延長馬がここでいきなり台頭してくるというケースは稀。
3.前走好走馬が中心
過去10回で、前走3着以内だった馬は[6-8-5-56]で複勝率25.3%と好成績なのに対し、前走4・5着は[2-1-1-22]で複勝率15.4%、前走6着以下は[2-1-4-46]で複勝率13.2%。勢いのある馬を順当に評価するのが良さそう。
ギルデッドミラーは前走の
武蔵野Sで強豪の牡馬を降して重賞初制覇。ダート転向後は高いレベルで安定しており、今回も大崩れは考えにくい。