今週末の東京メイン・
根岸S(4歳上、GIII、ダ1400m)は、リピーターの活躍が目立つレースだ。00年以降に限っても、
サウスヴィグラスが02年、03年と連覇。他にも
ノボトゥルーや
コパノキッキングなど9頭が複数年に渡って馬券に絡んでいる。
そこで注目は昨年の1&2着馬、
テイエムサウスダン(牡6、美浦・
蛯名正義厩舎)と
ヘリオス(セ7・栗東・
西園正都厩舎)だ。年を1つ重ねたが、ともに元気いっぱい。2年連続のワンツーがあっても不思議はない。
ただ、2頭には厳しいデータがあるのも事実。実は
根岸Sは距離延長で挑んだ馬の成績が極端に悪い。過去10年で[2-2-1-40]の勝率4%、複勝率11%。馬券圏内の5頭は全て前走がカペラS、しかも3着以内だった。
昨年は前走1400mからの臨戦だった
テイエムサウスダンと
ヘリオスだが、今年はともに
JBCスプリント(盛岡ダ1200m)からの直行となる。したがって過去10年の傾向に当てはめると苦戦必至。2頭が逆風データを跳ね返せるか、大いに注目したい。