元ＪＲＡ調教師の大久保正陽氏（享年８７）の訃報から一夜明けた２６日、福永祐一騎手（４６）＝栗東・フリー＝は「親子２代でお世話になり、自分のことも気にかけてくださっていました。調教師試験の合格後、先生が電話をくださっていたらしいのですが、折り返すことができず…。その時にお話ができたのにと、それが心残りです。ご冥福をお祈りします」と別れを惜しんだ。

　エリモジョージで７６年天皇賞・春、７８年宝塚記念を制覇した父・福永洋一元騎手とも縁が深く、「デビューの頃から乗せていただきましたが、思い出の馬はメジロスズマル。（９６年カシオペアＳで）逃げてフサイチコンコルドに勝ったんです」と懐かしそうにしていた。

提供：デイリースポーツ