東京11Rの第73回
東京新聞杯(4歳以上GIII・芝1600m)は4番人気
ウインカーネリアン(
三浦皇成騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分31秒8(良)。アタマ差の2着に2番人気
ナミュール、さらにクビ差の3着に6番人気
プレサージュリフトが入った。
ウインカーネリアンは美浦・
鹿戸雄一厩舎の6歳牡馬で、
父スクリーンヒーロー、
母コスモクリスタル(母の
父マイネルラヴ)。通算成績は20戦8勝。
レース後のコメント
1着
ウインカーネリアン(
三浦皇成騎手)
「今まで力で勝ってきた馬が、初めてゲートという課題で挫折して、厩舎の方と話し合い試行錯誤してここに臨んでいたので、こういう形で結果が出てホッとしています。この馬にたくさんの経験をさせていただいて、今の僕があると思っています。関係者やファンの皆さんに結果で応えられたことを嬉しく思います。
まずはゲートをしっかり出ることが一番でした。前走はGIで自分の競馬ができなかったので、今日はとにかく
ウインカーネリアンの競馬をと思い、強気で行きました。これからは、去年果たせなかったGI勝利をこの馬と一緒にできるように、僕自身ももっともっと高めて、頑張っていきたいです」
(
鹿戸雄一調教師)
「ゲートだけが心配でしたが、上手に出てくれればいい競馬をしてくれると思っていました。今日はジョッキーのお陰です。ゲート試験に受からずに正月のレースを使えなかったのですが、ゲート練習や調教を重ねることができ、却って良かったかもしれません。
体は若干余裕があったかもしれませんが、能力と、ジョッキーの判断でうまくいきました。ドバイに登録していますが、今後についてはオーナーと相談して、ゆっくり考えます」
2着
ナミュール(
横山武史騎手)
「課題のゲートを陣営が上手く調整してくれて、良いスタートが切れました。前が止まらない馬場で、思ったより良い位置を取れましたが、勝ち馬は思った以上にしぶとかったです。久々のマイル、経験の少ない東京でこの内容なら次が楽しみです。成長も感じますし、この馬はGI級です」
3着
プレサージュリフト(
C.ルメール騎手)
「大外枠でしたが、良い競馬ができました。道中もスムーズで、直線もよく頑張ってくれました。ベストコンディションに戻ってきていますし、すぐに重賞を勝てると思います」
4着
ジャスティンカフェ(
福永祐一騎手)
「
バランスが良くなっていますし、返し馬の動きも良かったです。スタートを五分に出て、力むことなく上手に走っていました。直線、スペースはありましたが、弾けきれませんでした。こういう脚質なので、前が残る形だと厳しいです。良いかたちで成長していますし、これから活躍してくれると思います」
5着
エアロロノア(
武豊騎手)
「流れに乗れましたし、良いレースができたと思います。ただ、あとワンパンチ欲しいですね。もうひとつ武器があればと思います」
8着
ピンハイ(
坂井瑠星騎手)
「取りたいポジションが取れてスムーズな競馬はできましたが、直線では反応がありませんでした」
ラジオNIKKEI