2月9日、
佐賀競馬場で行われる
佐賀記念(4歳上・JpnIII・ダ2000m)。
JRA重賞2勝、地元佐賀の重賞・
九州大賞典4連覇の実績を持つ
グレイトパール(牡10、佐賀・
川田孝好厩舎)が、ラストランに臨む。
グレイトパールは
父キングカメハメハ、
母フォーチュンワード、母の
父デヒアという血統。
2016年1月、京都競馬場での3歳新馬戦でデビュー勝ち。4戦目からはダートへと転向し、初戦となった3歳上500万下(京都ダ1900m)を勝利すると、そこから3連勝でオープン入りした。さらに昇級戦の
仁川Sも勝利し、初重賞となった17年の
平安Sでは出遅れをもろともせず、2着の
クリソライトに4馬身差をつける勝ちっぷりで重賞初制覇。11カ月ぶりとなった翌年の
アンタレスSも制して連勝は「6」へと伸ばした。
その後
JRAでは勝利に恵まれなかったが、移籍した佐賀では再び勝ち星を重ねた。特に地元の
九州大賞典(ダ2500)では19年から22年まで史上初のV4を達成。9歳で迎えた22年のレースではスタートから先団につけ、4コーナー手前で進出すると、最後は後続に2馬身半差をつける快勝だった。通算成績は46戦17勝。
今回レース後には引退セレモニーが予定されており、
JRA時代にコンビを組み2重賞を制覇した
川田将雅騎手も登場する。かつての“盟友”の前で好走し、ベテランステイヤーの存在感を見せつけたい。