全日本2歳優駿でJpnIを制した
ドライスタウト(栗東・
牧浦充徳厩舎)。その後、3歳時は休養を挟みながら、2戦しか経験しておらず、前走が
すばるSで2着。今回は
フェブラリーS(2月19日・東京ダート1600m)に特別登録しており、今朝8日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。
2回目のハロー掛けが終了した直後のCWへ
ドクターマンボウとともに入場。背にはデビュー2戦目からずっとコンビを組んでいる
戸崎圭太騎手。道中は
ドクターマンボウの後ろに控えて、きっちりと折り合う。
4コーナーから最後の直線に向いて、じわじわと差を詰めていくが、相手も追って追って食い下がり、ラスト1F標識地点ではまだ並走状態。しかし、ゴールが近づくとジョッキーが促して、少し前に出る感じで、最後は先着のフィニッシュだった。
時計は6F80.0〜5F64.3〜4F50.0〜3F36.3〜2F23.7〜1F12.2秒。ゴール前は減速するラップになっているが、4コーナーが12.6秒。このあたりの機動力がGIで通用するスピードなんだろうと感じることができる。なにより馬とジョッキーの呼吸がぴったり。過去に1週前追い切りに戸崎騎手が跨ったのは、
霜月S1着時しかなく、このパターンも評価できる。
(取材・文:井内利彰)