2月12日に東京競馬場で行われる
共同通信杯(3歳・GIII・芝1800m)。クラシックに向けて重要な前哨戦となるレースに12頭が出走を予定している。今回は、過去10年の脚質と上がり3Fのタイムに関する傾向を分析してみよう。
まず、脚質のデータは以下の通り。
脚質 着別度数 勝率 連対率 複勝率
【逃げ】 0- 2-1-9/ 12 0.0% 16.7% 25.0%
【先行】6-3-6-17/ 32 18.8% 28.1% 46.9%
【中団】3-5-2-22/ 32 9.4% 25.0% 31.3%
【後方】1-0-1-29/ 31 3.2% 3.2% 6.5%
【マクリ】0-0-0-1/1 0.0% 0.0% 0.0%
過去10年で逃げ・マクリは0勝。後方は2016年
ディーマジェスティの1勝のみで、31頭中29頭が馬券外という成績に。極端な脚質は軸にしづらいレースといえるだろう。
次に上がり3Fのタイムに関しては、メンバー中1位の馬が[5-2-0-3]、複勝率は70%と圧倒的。2位が[2-3-2-7]で複勝率50%、3位が[2-3-0-4]と複勝率55.6%で、長い直線勝負向きの決め手を持つ馬が好成績を収めている。
他に過去10年の
共同通信杯勝ち馬のうち9頭は、前走の上がり3Fタイムが1位というデータもある。出走予定の12頭のうち、前走上がり最速だったのは、
コレペティトール、
タッチウッド、
ロードプレイヤーの3頭で、今年は波乱が起こるかもしれない。