今週も開催は「東京・阪神・小倉」の3場。重賞はまず土曜日に、長距離戦の
ダイヤモンドS(GIII・東京・芝3400m)と、牝馬の一戦となる
京都牝馬S(GIII・阪神・芝1400m)、そして日曜日には小倉競馬場で芝中距離のハンデ戦・
小倉大賞典(GIII・小倉・芝1800m)と、今年最初のGIであるダートの頂上決戦・
フェブラリーステークス(GI・東京・ダート1600m)が行われます。
毎週、重賞での激走馬を予想するこのコーナー。今週は興味深いメンバー構成になりそうな
フェブラリーSをピックアップ。膨大なデータを駆使したnetkeibaオリジナルAIが絶好の狙い馬を探していきます。
月曜日現在、登録馬は19頭。今年もフルゲート16頭立てが濃厚です。
近2年連続でこのレースを勝っている
カフェファラオはサウジ遠征を予定していて不在。前走で
根岸Sを使っている馬たちを中心に、海外からの刺客や、
地方競馬の牝馬女王も参戦するというバラエティに富んだメンバーになりそうです。
その中でも前走
根岸S(GIII・東京・ダート1400m)を制している
レモンポップ(牡5・美浦・田中博厩舎)は人気になる一頭でしょう。
武蔵野S(GIII・東京・芝1600m)でも接戦を演じていた
ギルデッドミラーが故障によって引退となってしまった今、人気の中心はこの馬になりそうです。デビュー以来、ダート10戦すべて連対という安定感で、ついに頂点を極めることになるのでしょうか。
対するは、明け4歳の新星
ドライスタウト(牡4・栗東・牧浦厩舎)。2歳時には、川崎での
全日本2歳優駿(JpnI・川崎・ダート1600m)でタイトル奪取。経験が浅い馬ながら、中央のオープンクラスでも実績を出しています。
さらには昨年の
帝王賞(JpnI・大井・ダート2000m)を制している
メイショウハリオ(牡6・栗東・岡田厩舎)も有力馬の一頭。こちらは今回の距離短縮がどうなるかというところかもしれません。
そして地方からは、圧勝の連続で地方重賞を制している
スピーディキック(牝4・浦和・藤原智厩舎)。さらに海外からは鞍上J.モレイラ騎手で
シャールズスパイト(牡6・海外・アトフィー厩舎)という参戦もあり、馬券的には難しい一戦となりそうです。
【3度目の正直なるか!?】
予想はすべてAI任せ。枠順や当日の馬場状態予測を反映していない現時点のものとなりますが、人間の気持ちが入らない分「まさか」と思えるような穴馬を選出することもあります。
そして今回、月曜日時点でAIが選出してきた本命候補は
レッドルゼル(牡7・栗東・安田隆厩舎)でした。
同馬は父
ロードカナロア・
母フレンチノワール(母
父フレンチデピュティ)という血統。成績はこれまで23戦9勝[9-7-2-5]で、馬券圏内率78%という安定感抜群の馬です。
重賞タイトルは、これまで3つ。21年
根岸S(GIII・東京・ダート1400m)、21年
JBCスプリント(JpnI・金沢・ダート1400m)、22年
東京盃(JpnII・大井・ダート1200m)を制しており、昨年の
フェブラリーSでは1番人気に支持されていた実力馬です。
デビューは18年の2歳新馬戦(阪神・芝1400m)で、芝のレースを使い3着に敗戦。しかし続くレースでダートの未勝利戦に出走すると、2着馬に1.9秒の差をつける大差勝ちで見る者に衝撃を与えました。
そこから連勝とはいきませんでしたが、20年4月の
コーラルS(L・阪神・ダート1400m)でオープンクラスを優勝。その後は上記の通り重賞で3勝を挙げるなど、ダート界で成功を収めています。
近2年の
フェブラリーSでは、4着、6着とあと一歩届きませんでしたが、
カフェファラオがいない今回はチャンス十分。3度目の挑戦で、なんとしても結果を出したいところでしょう。
あとは、出走メンバー・鞍上・枠順などが確定した後のAI
ジャッジがどうなるのか…。レース直前のAI予想最終判断もお楽しみに!
(netkeiba編集部)