14日に引退が発表された21年の
年度代表馬エフフォーリア(牡5歳、美浦・鹿戸)について、主戦を務めた
横山武史騎手(24)=美浦・鈴木伸=が手記を寄せた。
◇ ◇
まずは
エフフォーリアに対して、ありがとう、お疲れさまでしたという気持ちです。
そして全11戦で手綱を任せてくださったオーナーや鹿戸先生をはじめ、関係者の方々には深く感謝を申し上げます。
エフはいつも頑張っていました。
またエフと勝ちたいという思いで毎レース騎乗していましたが、
京都記念の後、それ以上に無事にキャリアを終えてほしいという気持ちも強くなりました。
エフにはうれしいことも悔しいことも含め、貴重な経験をさせていただきました。初めてまたがった時の感触は忘れられません。
皐月賞のあの感動、ダービーで味わった悔しさは今も忘れられません。
エフフォーリアとともに過ごした日々は一生忘れられません。
多くのいい馬に乗せていただいていますが、間違いなく今の僕をつくってくれた一頭です。
エフは大人な面もあれば子どもっぽいところもあり本当にかわいかったです。走ればいつも一生懸命頑張ってくれますし、こんな素晴らしい馬に出会えて僕は本当に幸せ者です。
引退はとても残念に思いますが、今後エフが幸せな馬生を過ごしてくれることを願っています。
今までありがとう!
エフフォーリア
提供:デイリースポーツ