「
ユングフラウ賞・S2」(15日、浦和)
強烈な末脚で南関東3歳女王候補へ-。1番人気に支持された
サーフズアップ(牝3歳、船橋・山下貴)が重賞初制覇。4番人気で4コーナー手前から押し切りを図った
アトカラツイテクルをゴール前差し切った。中団から伸びた11番人気の
デザートウインドが3着。この3頭は「
桜花賞・S1」(3月22日・浦和)の優先出走権を獲得した。
身上の切れ味をフルに発揮。
サーフズアップが重賞タイトルをゲットした。
エイシンエイトが逃げ、全12頭が縦に長い馬群を形成した道中は、中団後方を追走。4コーナー手前で先頭に躍り出た
アトカラツイテクルがそのまま押し切りを図ったが、直線外から鋭脚を駆使して差し切った。
巧みに勝利へ導いたのは
御神本訓史。「前が速くなったので仕掛けるタイミングだけを逃さず乗りました。残り50メートルで前の馬が止まったので、きっちりかわせると思って一生懸命追いました」と話す。まさに鞍上の思いに応える走りだった。「100メートル延長の
桜花賞もいい勝負ができるんじゃないかと思います」と会心の勝利で本番へ手応えも得た。
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山下貴之師も「ようやく結果が出て良かった。楽な戦いにはならないと思うが、次の
桜花賞も頑張りたい」と大目標へ意欲。この勝利で南関東3歳牝馬クラシックの主役候補として名乗りを上げた。
提供:デイリースポーツ