2021年の
JRA年度代表馬である
エフフォーリア(牡5、美浦・
鹿戸雄一厩舎)が16日、
JRAの競走馬登録を抹消した。今後は北海道勇払郡安平町の社台スタリオン
ステーションで種牡馬となる予定。
JRAが同日、ホームページ上で発表した。
エフフォーリアは父
エピファネイア、
母ケイティーズハート、母の
父ハーツクライという血統。
20年8月、札幌競馬場の2歳新馬戦で1番人気の期待に応えてデビュー勝ち。21年の始動戦となった
共同通信杯では、2着に2馬身半差をつけて重賞初制覇を果たした。初のGIとなった
皐月賞は、4コーナーで抜け出すと後続に3馬身差をつける快勝。無傷の4連勝でGIのタイトルを手にした。
快進撃は続く。5月の
日本ダービーは制した
シャフリヤールにハナ差で2着だったものの、21年秋のGI戦線は
天皇賞(秋)と
有馬記念を連勝。
天皇賞(秋)では無敗の三冠馬である
コントレイルの追撃をかわし、
有馬記念は
ディープボンドや
クロノジェネシスといった強豪古馬を破った。
22年の
有馬記念では斤量57キロを背負った馬で、唯一掲示板を確保。今月の
京都記念にて心房細動による競走中止となり、レースから2日後に惜しまれつつ引退が発表された。通算成績は11戦6勝。
(
JRAホームページより)