前走、AJCC3着の
ユーバーレーベン(牝5、美浦・
手塚貴久厩舎)は、3月12日に中京競馬場で行われる
金鯱賞(4歳上・GII・芝2000m)を視野に入れる。
ユーバーレーベンは父
ゴールドシップ、
母マイネテレジア、母の
父ロージズインメイという血統。二代
母マイネヌーヴェルは2003年の
フラワーC覇者で、半兄には一昨年の
新潟記念を制した
マイネルファンロンがいる。
20年6月に東京競馬場で行われた2歳新馬戦でデビュー。初陣を白星で飾ると、続く
札幌2歳Sでは2着に好走した。GI初挑戦となった同年の阪神JFでは、
ソダシ、
サトノレイナスに次ぐ3着入線を果たし、2歳シーズンを終えた。
3歳始動戦となった
フラワーC、
オークストライアルの
フローラSで続けて3着となり、収得賞金の加算および優先出走権は獲得できなかったが、出走が叶った21年の
オークスで巻き返しGIウイナーに輝く。この勝利により、父
ゴールドシップは産駒がGI初制覇を達成。また、同馬を所有するサラブレッドクラブ・ラフィアンはクラシック競走初制覇となった。
その後、牝馬三冠最終戦・
秋華賞と同年の
ジャパンカップに出走し3歳シーズンを終えると、昨年3月にはドバイ遠征を敢行するなど牡馬混合重賞へ積極的に挑んだ。今年はAJCCから始動し、勝った
ノースブリッジとは0.2秒差の3着だった。通算成績は15戦2勝。