良血
リューベック(牡4、栗東・
須貝尚介厩舎)が
中山記念(4歳上、GII、中山芝1800m)で重賞初制覇を狙う。
09年ダービー馬の
ロジユニヴァース、昨年の
安田記念を制した
ソングラインなど、続々とGI馬を輩出している名牝系の出身だ。きょうだいの成績も素晴らしく、全姉の
ディアドラは17年
秋華賞と19年の英G1ナッソーSを制した歴史的名牝。半弟の
フリームファクシ(父
ルーラーシップ)が先日の
きさらぎ賞を制し、クラシックの主役候補に名乗りを上げたのは記憶に新しい。
リューベックは3歳時に
若駒Sを制覇。
弥生賞6着、ニュージーランドT3着の後、骨折で休養へ。復帰戦となった壇之浦Sを2着にまとめると、続く前走の
但馬Sを制し、オープン返り咲きを決めた。ここまで重賞では6着、6着、3着と善戦止まりだが、
ハービンジャー産駒らしく古馬になって充実期を迎えている印象。休み明けの実績馬に対し、順調に使われている強みもある。姉、弟に続く3きょうだい重賞制覇のシーンがあっても何ら不思議はない。