あの
サイレンススズカでの勝利から早くも四半世紀─。
武豊騎手が
ドーブネ(牡4、栗東・
武幸四郎厩舎)で
中山記念(4歳上、GII、中山芝1800m)に挑む。
これまでに
武豊騎手は
中山記念に10回騎乗し、2勝を挙げている。98年に快足
サイレンススズカが重賞初制覇を果たしたレースを記憶しているファンは多いはず。04年には
サクラプレジデントでレコード勝ちを決めた。しかし、その後は6連敗。14年には1番人気の
トウケイヘイローで着外に沈むなど、悔しさも味わった。今年はそれ以来となる9年ぶりの参戦となる。
パートナーの
ドーブネは惜しくもクラシックに乗れなかったが、骨折から復帰した昨秋以降は充実ムードだ。2勝クラス、3勝クラスと連勝すると、昇級戦の前走・
白富士Sも2着。
武豊騎手の友人でもある藤田晋氏が、21年千葉サラブレッドセールで4億7010万円(税抜き)の高値で購買したことから話題が先行していたが、ようやく実力も追い付いてきた。管理するのは弟・幸四郎師。とりわけ絆の強いチームで19年ぶりの3勝目といきたい。