86年にデビューした横山典騎手が、同期の松永幹師が管理する
ルプリュフォール(セ7)で
阪急杯(4歳上・GIII・芝1400m)に挑む。
強い絆で結ばれている。東西で所属が違うにもかかわらず、松永幹師は横山典騎手を積極的に起用してきた。開業以来の依頼回数は
武豊騎手の410回に次いで2位の200回。通算で[23-22-27-128]の勝率12%、複勝率36%という好成績を残している。単勝回収率は122%もあるので、馬券的にも無視できないタッグといえるだろう。印象深いのは
リオンリオンで参戦予定だった19年のダービー。1週前に横山典騎手が騎乗停止となったため、松永幹師は“代打”に息子の横山武騎手を指名。横山典騎手が感謝を口にしたこともあった。
ルプリュフォールは21年8月の
新潟日報賞(3着)以来、9戦ぶりに横山典騎手のタッグとなる。とはいえ、初騎乗だった19年10月の1勝クラスで鮮やかな追い込みを決めるなど、両者の息はぴったりだ。19年
セントライト記念の
リオンリオン以来、3年5カ月ぶりとなる同期コンビでの重賞制覇を期待したい。