昨年の
札幌2歳Sの覇者、
ドゥーラ(栗東・
高橋康之厩舎)。前走は阪神JFでGIに挑戦して6着に終わったが、その後は休養を挟んでいる。次走は
チューリップ賞(3月4日・阪神芝1600m)への出走を予定しており、今朝22日はレースに向けた1週前追い切りが行われた。
朝一番のCWに
戸崎圭太騎手を背に入場。
高橋康之調教師が跨る
フローラルハニーが先頭で、これに
永島まなみ騎手騎乗の
バブルアップハートが続き、一番後ろから
ドゥーラ。向正面に入ったところで先頭から一番後ろは2秒近い差があったかなという感じ。
この間隔を保ったまま、3コーナーから4コーナーへと向かっていき、最後の直線は
ドゥーラが一番内。すごく楽な手応えで前との差を詰めていき、ゴールでは半馬身ほど先着してフィニッシュしていた。
時計は6F79.3〜5F64.3〜4F50.7〜3F36.9〜2F23.7〜1F11.7秒。非常に走りやすい馬場状態であったことは間違いないが、あの手応えでこの数字をマークしたことが凄い。しかもゴールへ向かって、きれいに加速するラップを踏んでいるのだから、確実に成長している動きといってよいだろう。
(取材・文:井内利彰)