本番に向け、ダートの感触をしっかり確かめた。
サウジカップ(25日、ダート1800メートル)に出走する
パンサラッサ(牡6=矢作、父
ロードカナロア)は22日、キングアブドゥルアジーズ競馬場のダートコースで最終追い切りを消化した。
バスラットレオン(1351ターフス
プリント出走)、
コンティノアール(サウジダービー出走)と3頭併せの予定だったが、序盤飛び出したものの、中盤から追走する形となり、一番ラストでフィニッシュ。ただ、動きを見届けた矢作師は「日本でダートの実績はないけどサウジのダートはまるで違う質なので、そのあたりは心配していません」と、うなずいた。
昨年はドバイ、香港と海を渡った。海外初挑戦となった
ドバイターフは果敢にハナを奪い、ゴール前は外から迫る
ロードノースを抜かせることなく1着同着。異国でG1をものにした。
前走・
香港カップはスタート後から押してハナを主張したが、直線は伸び切れず10着。今年初戦は20年
師走S11着以来、2度目のダートに狙いを定めた。
矢作師は「旅慣れた馬なので輸送は何の問題もなく、こなしてくれました。いつものこの馬の形で競馬ができることを願っています」と積極策を思い描く。
ドバイターフの再現へ。思い切った競馬で再び中東の地を沸かせる。
スポニチ