「兵庫
ウインターカップ」(23日、姫路)
開催最終日の11Rで行われ、7番人気で唯一の牝馬
パールプレミアが逃げ切り、2021年3月の
若草賞(名古屋)以来、2年ぶり2回目の重賞制覇を果たした。2着は1番人気の
マックスが半馬身差まで迫り、3着には5番人気の
コウエイアンカが後方から追い込んだ。
パールプレミアにとって4戦ぶりの勝利が重賞制覇。「調教の動きは悪くなかった。ゲートと展開を心配していたが、この馬にいい展開になった」と新子雅師。出走メンバーで唯一の牝馬が7番人気を覆した。
好スタートを決めた時点で勝算はあった。「最近は我慢の競馬が続いていたので、思い切って行ったのが良かった。馬は前走より元気で、いい状態なのを信じて」と笹田知。4角を回って
マックスが巻き返してきても危なげなかった。
昨年は2〜9月まで7連勝した素質馬。「次走は何も決めていない」と新子雅師。昨年のNAR年度代表
イグナイター、中長距離の
ラッキードリームに続き、同厩舎のエース牝馬の座を担うことになりそうだ。
提供:デイリースポーツ