阪神11Rの第67回
阪急杯(4歳以上GIII・芝1400m)は2番人気
アグリ(
横山和生騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分19秒5(良)。クビ差の2着に3番人気
ダディーズビビッド、さらに2馬身半差の3着に6番人気
ホウオウアマゾンが入った。
アグリは栗東・安田隆行厩舎の4歳牡馬で、父Caravaggio、
母オールドタイムワルツ(母の父
War Front)。通算成績は9戦5勝。
レース後のコメント
1着
アグリ(
横山和生騎手)
「去年の夏に乗せていただいた時から見違えるように馬が変わっていたので、今日は自信を持っていました。全てにおいて、馬の雰囲気から、芯の入り方から、何から何までガラッと変わっていました。自分なりに馬とリズムを整えて直線に向いて、良い雰囲気で脚を使ってくれていると思っていたのですが、ちょっと、ラスト100mぐらいのもうひと踏ん張りというのが、自分としてはまだまだ良化の余地を残していると感じましたので、ここで勝ち切れたというのはとても大きいと思います。なかなかこうやって連勝して重賞まで制覇するというのは素質も無ければできないことなので、これから、まだまだ先、成長してくれる
アグリを皆さん応援してください」
(安田景一郎助手)
「一度使ったほうが良くなる感じがしていて、七、八分くらいの出来でしたが、思ったより強い勝ち方をしてくれました。七、八分の出来のぶん、最後は詰め寄られましたが、この状態で勝てたことで楽しみが広がりました。騎手はペースがきつかったとも言っていましたし、次が楽しみです。(同厩舎で昨年優勝の)
ダイアトニックも良い馬ですが、
ダイアトニックはピッチの効いた走りをするタイプで、こちらは短いながらダイナ
ミックな走りをする馬です。まだ緩さがある中で力を出してくれました。(同厩舎の)
ダノンスマッシュに近づける馬だと思います」
2着
ダディーズビビッド(
浜中俊騎手)
「今日は絞れていましたし、返し馬が終わってポケットでも気合いが乗っていました。うまくいきましたし勝ちたかったですが、勝った馬を褒めるしかありません。この馬らしい走りでした」
3着
ホウオウアマゾン(
国分優作騎手)
「しっかり走ってくれましたね。スタートを決めて、前半は焦らせないように運びました。ハイペースの中で食らいついて、最後まで走り切ってくれました」
4着
グレイイングリーン(
団野大成騎手)
「枠はちょうど良かったのですが、その分どうしても外を回らされてしまいます。最後はよく差を詰めていますし、坂を上がって根性を見せて頑張ってくれました」
5着
ショウナンアレス(
戸崎圭太騎手)
「前に行こうと思っていましたが、周りが速く後ろからになりました。それでも自分のリズムで行けましたし、内の狭い所を割って伸びて頑張ってくれました。相手なりに走ってくれる馬ですね」
6着
ルプリュフォール(
横山典弘騎手)
「展開が向きませんでした」
7着
グレナディアガーズ(
岩田望来騎手)
「良い位置につけられましたが、外へ張る場面が多々あって、脚が溜まっていませんでした。今日は力を出し切れていない感じです」
(
中内田充正調教師)
「カベを作れなかったので溜めを欠いてしまいました。今後は馬の状態を見てになります」」
9着
サトノラムセス(
池添謙一騎手)
「内枠でロスなく行けましたが、オープンのペースは速く、こちらの手が先に動く形になりました。それでも脚を使っていましたし、オープンでもやっていけると思います」
ラジオNIKKEI