◆第97回中山記念・G2(2月26日、中山・芝1800メートル、良)

　1着馬に大阪杯の優先出走権が与えられる重賞は14頭立てで争われ、5番人気のヒシイグアス(牡7歳、美浦・堀宣行厩舎、父ハーツクライ)が松山弘平騎手を背に、直線で末脚を伸ばして抜け出すと、昨年の宝塚記念2着以来の実戦で鮮やかな勝利を収めた。21年の中山記念以来、重賞3勝目。勝ち時計は、1分47秒1。

　2着は8番人気のラーグルフ(菅原明良騎手)、逃げた7番人気のドーブネ(武豊騎手)は3着に粘り込んだ。1番人気のソーヴァリアント(横山武史騎手)が9着に敗れ、G1馬3頭も馬券圏外となり、3連単は12万9610円の波乱だった。

　田辺騎手(リューベック＝6着)「開幕週の大外枠で内に潜り込むこともできず、大雑把な競馬にはなったが、直線は坂まで頑張ってくれた。重賞でもやれる力はありそう」

　石橋騎手(ショウナンマグマ＝7着)「周りに左右されず自分と馬がリズム良く運べるように進めました。3〜4角の手応えは良かったし、直線もいけるかなとは思ったのですが…。それでも差はなかったし、よく頑張っています」

　Mデムーロ騎手(イルーシヴパンサー＝8着)「道中はいい感じで運べたし、スペースが空くのを待っていたのですが…」

　大野騎手(モズベッロ＝10着)「初めて乗ったけど、すごく元気がありました。1年2か月ぶりでしたが、最後までしっかり走ってくれたと思います」

スポーツ報知