3着までに
桜花賞の優先出走権が与えられる
トライアル。春らしいレース名が季節の移り変わりを感じさせる。本番と同じ舞台で行われるだけあって重要性は高く、過去10回に
桜花賞で3着以内になった30頭中、12頭は
チューリップ賞組だった。
1.阪神JF組強し
過去10回で、前走が阪神JFだった馬は[9-1-6-12]で複勝率57.1%と圧倒的。5着以内だった馬に限定すると[9-1-5-6]で複勝率71.4%にも上る。ワンツーは少ないので紐穴狙いは面白いが、完全な逆張りは分が悪い。
2.キレ味が要求される
昨年は
ナミュールが33秒9の上がりで差し切り勝ちを収め、20年の勝ち馬
マルターズディオサも上がり3ハロンは33秒9をマーク。19年も上がり34秒0以下の馬が上位を独占し、18年は
ラッキーライラックが上がり33秒3で勝利した。道悪で行われた年を除けば、近年は34秒0以下の上がりが要求される傾向。
3.前走の4角位置に注目
過去10回、前走で4角先頭の競馬をしていた馬は[0-0-1-6]。唯一3着以内に入ったのは、20年1番人気で3着の
レシステンシアだけだ。また、4角2〜5番手も[3-3-3-54]で複勝率14.3%にとどまる。対して、前走で4角7番手以下だった馬は[8-6-6-38]で複勝率34.5%、前走10番手以下に絞っても[4-3-5-17]で複勝率41.4%。
ドゥーラの巻き返しに期待したい。デビューから4戦連続で最速の上がりを使っているように、末脚は確かな馬。前走の阪神JFは外枠から出遅れてしまい流れに乗れなかったが、距離・コースが2度目となる今回は巻き返してきそうだ。