◆第18回
オーシャンS・G3(3月4日、中山競馬場・芝1200メートル)
昨年の
高松宮記念王者
ナランフレグが、連覇へ向けて第18回
オーシャンS・G3(4日、中山)で始動する。28日は美浦・坂路を2本、軽快な動きで駆け上がり、翌日の追い切りに備えた。見届けた宗像調教師は「馬は元気ですよ。少しずつ上がってきているので、今週の追い切りで良くなってくれれば」と期待を込めた。
昨年もこのレースで2着に入って賞金を加算し、続く
高松宮記念で馬、厩舎、騎手(丸田)、いずれも初のG1タイトルとなる記念すべき勝利を挙げた。さらに秋の
スプリンターズSも0秒2差の3着と好走。前走の
香港スプリントは展開が合わずに10着だったとはいえ、日本の短距離界を担う一頭として、大きく飛躍した一年だった。
3か月ぶりの始動戦に加えて初めて59キロを背負うなど課題はあるものの、最大目標のG1連覇へ向けてG3のここは負けられない。「(59キロだけど)徐々に加速していく馬だからね。次に向けていい走りをしてほしい」とトレーナー。昨年の雪辱を果たし、堂々と本番に向かう。
スポーツ報知