地方・愛知所属の
ノーチカルチャート(牡7、愛知・
角田輝也厩舎)が、3月19日の
阪神大賞典(4歳上・GII・阪神芝3000m)に参戦を予定していることが分かった。出走となれば、地方所属馬としては18年の
スーパーマックス(9着)以来、5年ぶり7頭目の参戦となる。
ノーチカルチャートは中央所属時に24戦3勝(うち地方3戦1勝)。昨夏に会田裕一オーナーの所有馬となると、地方・水沢に移籍し、
せきれい賞2着、桂樹杯2着など、芝を中心に活躍。しかし、今年になって名古屋に移籍後はダートで6着、6着、8着と苦戦が続いている。
会田氏は参戦の経緯について、「名古屋に移籍後は(芝がないので)ダートを走っていますが、やっぱり芝向きの走りだよな…と思っていたところ、角田先生から『
金鯱賞か
阪神大賞典を使いませんか?』と提案があったんです。そこで検討した結果、以前の中央在籍時には芝の長いところを走っていたので、
阪神大賞典を使うことにしました」と説明した。
会田氏は以前に
ハッピーグリンを所有。道営在籍時に
ジャパンC(7着)や香港G1チャンピオンズ&チャターC(8着)に参戦するなど、果敢なチャレンジを続けた。会田氏は「
ハッピーグリンから教えられたことでもありますが、チャレンジ精神は大事にしています。また、地方の関係者が中央に遠征することで得るものはあると思いますし、そういった意味でも挑戦は続けたいです」と明かす。今回は鞍上に名古屋の名手・
丸野勝虎を起用。そこには当日の他のレースに1頭でも中央から依頼があれば…という思いも込められている。
レースは2週間後に迫ってきた。会田氏は「相手はとても強いと思いますが、スタミナを武器に、少しでも上位に食い込んでくれれば。
ハッピーグリンは
ジャパンCで最低人気でしたが、7着に頑張ってくれましたからね。そんな熱い走りを期待しています」と結んだ。