調教師は、東西で4人が開業し、今週末からいよいよスタートを切る。
美浦では、平成生まれ初の調教師となった
上原佑紀調教師(33)が初陣を迎える。今週は精力的に動き回る新米調教師の姿があった。トレーナー人生初の調教を追え「いろんな人に助言を頂いたり、支えていただいたので、しっかり準備して迎えられました。最初の調教も終わってホッとしています」とすがすがしい表情を浮かべた。
父はG1・5勝の
ダイワメジャーなどを管理した
上原博之調教師。幼少期から馬に親しみ、日大馬術部時代には副主将を務めるなど活躍し、獣医学も学んできた。研修時代には英国・ニューマーケットのウィ
リアム・ハガス厩舎などで研さんを積み「サウジやドバイ、イギリス、フランスなど海外で勉強できたのは良かったです。海外のレースで当たり前のように日本馬が勝つのを見て、自分も一生懸命やっていればいつかチャンスがくると刺激になりました」と力にしている。
今週は土曜の中山8Rに
テールデトワールをスタンバイ。「仕上がりはいいです。最初からチャンスのある馬を管理させてもらっているので、しっかり結果を出したいです」と胸を高鳴らせた。
スポーツ報知