◆第18回
オーシャンS・G3(3月4日、中山競馬場・芝1200メートル、良)
第18回
オーシャンS・G3(中山)では
ヴェントヴォーチェ(ルメール)が復活の重賞2勝目を挙げた。
勝負の直線。道中8番手から鞍上のルメールに大外へ導かれると、
ヴェントヴォーチェの末脚が爆発した。坂下で早くも先頭に立ち、そのまま2馬身突き抜ける完勝劇だった。「すごくいい反応をしてくれた。全然、止まらなかったので勝つ自信がありました」。東京で1開催最多の24勝を挙げた名手は、中山に替わっても存在感を示した。
初のG1挑戦だった前走の
スプリンターズSは、接触の不利などもあり11着と涙をのんだ。「夏場は連戦だったので硬さもあった」と牧浦調教師は振り返ったが、5か月の休養を経て完全にリフレッシュ。
高松宮記念・G1(26日、中京)への優先出走権奪取につなげた。
本番はドバイウィークと重なるため乗り替わりになるが、トレーナーは「ひと叩きして、もう一段上がりそうな雰囲気でここに臨んだので」と上積みを期待。2つ目のタイトルを手に、大舞台で雪辱を果たしにいく。
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ヴェントヴォーチェ 父
タートルボウル、
母ランウェイスナップ(父
ディスタントビュー)。栗東・
牧浦充徳厩舎所属の牡6歳。北海道日高町・
下河辺牧場の生産。通算14戦7勝。総獲得賞金は1億7748万5000円。主な勝ち鞍は
キーンランドC・G3(22年)。馬主は
エデンアソシエーション。
スポーツ報知