ここを最後に繁殖入りするという馬もいれば、
ヴィクトリアマイルへの叩き台として始動する馬もいる。各陣営の思惑も、各馬の仕上がり状態も様々だ。ハンデ戦ということも相まって、一筋縄ではいかないレースとなっている。
1.間隔が空いている馬
過去10回で、中3週以内だった馬は[2-0-1-30]で複勝率9.1%しかない。対して、中4〜8週の馬は[4-5-6-55]で複勝率21.4%、中9週以上だった馬は[4-6-2-39]で複勝率23.5%。
2.前走敗れた馬が巻き返す
過去10回で、前走1着だった馬は未勝利。前走3着以内だった馬でみても、2勝しかしていない。対して、前走6着以下だった馬は6勝。配当妙味からも、前走敗れて人気を落としそうな馬を狙うのが良さそう。
3.キレ味は要求されない
過去10回で3着以内に好走した延べ30頭中、前走の上がり3ハロンが1位だった馬は2頭だけ。対して、前走の上がりが6位以下だった馬は17頭いる。優先されるのはキレ味より
パワーで、速い上がりはあまり要求されない。
スライリーは低迷が続いているが、能力は重賞クラスのものを持っており昨年の同レースでも僅差の4着に好走。ここ2走のような33秒台の上がりが要求されるようなレースから
パワーの要求される中山に替わるのはプラスのはずで、大駆けも十分あると見る。