前走の
愛知杯を快勝した
アートハウス(牝4、栗東・
中内田充正厩舎)が、
中山牝馬S(4歳上牝・GIII・芝1800m)で重賞連勝を狙う。
父は
スクリーンヒーロー、母は
秋華賞2着の
パールコードという血統馬。昨年の
ローズSで重賞初制覇。続く
秋華賞では5着に敗れたが、前走の
愛知杯で2つ目の重賞タイトルをゲット。牝馬限定のGIIIなら負けられない立場といえる。
あえて不安材料を挙げれば、57kgの斤量だろう。過去に背負った最も重い斤量は55kgなので、まさに未体験ゾーン。近10年、
中山牝馬Sのハンデ頭が[1-3-0-11]と苦戦しているのも気になるところだ。
また、00年以降の平地ハンデ戦で57kg以上を背負った牝馬は、延べ14頭で[4-2-1-7]の勝率28.6%、複勝率50%。この数字だけを見れば悪くないように思えるが、勝ったのは07年
愛知杯の
ディアデラノビアが最後。1番人気に限れば[1-2-1-1]と勝ち切れないケースが目立ってもいる。
不利なデータを覆し、重賞3勝目となるかどうか。春の大舞台を見据える
アートハウスにとって、試練の一戦となるかもしれない。