「
フジノウェーブ記念・S3」(9日、大井)
直線長くいい脚を使った3番人気の
ギャルダル(牡5歳、船橋・川島一)が3連勝で重賞初V。「
東京スプリント・Jpn3」(4月19日・大井)の優先出走権をゲットした。テン乗りの沢田龍哉=船橋・
坂本昇=は32歳の
バースデー勝利。頭差の2着に8番人気の
アヴァンティスト、3着に逃げた6番人気の
ギシギシが粘った。連覇を狙った1番人気の
ルーチェドーロは伸びを欠いて6着に敗れた。
いよいよ本物だ。
ギャルダルが3連勝で初タイトル奪取を果たした。
好位5番手から抜群の手応えで4角外へ出すと、逃げ粘る
ギシギシを振り切り、内ラチから伸びる
アヴァンティストも封じ込めた。
テン乗りの沢田龍は「正直、依頼をもらった時は驚きましたが、こんな大きな舞台に乗せていただけるチャンスはないので、やってやるゾ!と大井へ来ました」と会心の笑み。鞍上にとっては14年
東京プリンセス賞(
スマートバベル)以来、2つ目の重賞Vで「早めに動いたけど、最後までしっかり伸びてくれました」とたたえた。この日は自身32回目の誕生日。「最高のプレゼントをくれた
ギャルダルに感謝です」とほおを崩した。
川島正一師は「クラシックはなかったけど“どこかで”と思っていた。もうひとつギアがありそう」とさらなる成長を期待。今後は
東京スプリントか、
かしわ記念・Jpn1(5月4日・船橋)を視野に調整する。名馬の宝庫・船橋からまた1頭、将来性豊かな重賞ウイナーが誕生した。
提供:デイリースポーツ