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【佐賀・はがくれ大賞典】ヒストリーメイカー不動の中心/レースの見どころ

  • 2023年03月11日(土) 17時00分
 3/12(日)に佐賀競馬場で行われるはがくれ大賞典。14年から地方全国交流となり、その後9回で兵庫所属馬が7勝しているが、うち4勝を挙げていたエイシンニシパは休養中のため不在。今年は川崎、大井、兵庫、高知から各1頭を迎え、地元佐賀6頭の計10頭が争う。主な出走馬は以下の通り。

■3/12(日)はがくれ大賞典(3歳以上・佐賀ダ2000m)

 ヒストリーメイカー(牡9、佐賀・手島勝利厩舎)は前走姫路の白鷺賞では3コーナー手前で先頭に立つと、迫るジンギをアタマ差しりぞけ、遠征での佐賀転入初戦を白星で飾った。移籍直前のJRA阪神・カノープスSで、のちのGI馬ウシュバテソーロの2着があった近況を考えれば順当勝ちといえる。今度は地元佐賀での戦いとなれば連勝して当然だ。

 グリードパルフェ(牡7、高知・田中守厩舎)は高知競馬のグランプリ高知県知事賞(2400m)で21年1着、22年3着、前走姫路2000mの白鷺賞3着など中長距離戦で好成績。当レースには過去高知からのべ7頭が参戦し3度の3着が最高だが、実績では間違いなくトップクラス。ここも勝ち負けが期待できる。

 アイリッシュセンス(牡5、佐賀・真島元徳厩舎)はJRAでのデビューからダートのみ使われ、JRA中京・昇竜S3着など活躍。古馬2勝クラスでも2着3回など頭打ち感なく佐賀へ転入してきた。2月の当地初戦ではやや相手に恵まれた感はあるも、1800mを余裕の走りで3馬身差の楽勝。見せ場以上がありそうだ。

 メイショウワザシ(牡8、大井・宗形竹見厩舎)は南関東の重賞では結果が出ていないが、昨年8月には笠松・くろゆり賞を制し、9月には今回と同舞台の鳥栖大賞で2着など好勝負を続けている。ただ鳥栖大賞と比べ、今回は相手が揃った印象はある。

 フワトロ(牝8、川崎・林隆之厩舎)は昨夏の盛岡・ビューチフルドリーマーカップでサルサディオーネの3着と遠征なら侮れない力がある。岡村健司騎手は当地で期間限定騎乗の経験があり、22年4月には今回と同じ林隆之厩舎のケウでル・プランタン賞を勝利している。

 そのほか、昨年末の中島記念2着馬シャンパンクーペ(牡7、佐賀・山田徹厩舎)、同3着で佐賀記念JpnIIIにも挑戦したミスカゴシマ(牝6、佐賀・平山宏秀厩舎)にも注目。

 発走は18時15分。

 (文・栗田勇人)

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