3/12(日)に
佐賀競馬場で行われるはがくれ大賞典。14年から地方全国交流となり、その後9回で兵庫所属馬が7勝しているが、うち4勝を挙げていた
エイシンニシパは休養中のため不在。今年は川崎、大井、兵庫、高知から各1頭を迎え、地元佐賀6頭の計10頭が争う。主な出走馬は以下の通り。
■3/12(日)はがくれ大賞典(3歳以上・佐賀ダ2000m)
ヒストリーメイカー(牡9、佐賀・
手島勝利厩舎)は前走姫路の白鷺賞では3コーナー手前で先頭に立つと、迫るジンギをアタマ差しりぞけ、遠征での佐賀転入初戦を白星で飾った。移籍直前の
JRA阪神・
カノープスSで、のちのGI馬
ウシュバテソーロの2着があった近況を考えれば順当勝ちといえる。今度は地元佐賀での戦いとなれば連勝して当然だ。
グリードパルフェ(牡7、高知・
田中守厩舎)は高知競馬の
グランプリ・
高知県知事賞(2400m)で21年1着、22年3着、前走姫路2000mの白鷺賞3着など中長距離戦で好成績。当レースには過去高知からのべ7頭が参戦し3度の3着が最高だが、実績では間違いなくトップクラス。ここも勝ち負けが期待できる。
アイリッシュセンス(牡5、佐賀・
真島元徳厩舎)は
JRAでのデビューからダートのみ使われ、
JRA中京・
昇竜S3着など活躍。古馬2勝クラスでも2着3回など頭打ち感なく佐賀へ転入してきた。2月の当地初戦ではやや相手に恵まれた感はあるも、1800mを余裕の走りで3馬身差の楽勝。見せ場以上がありそうだ。
メイショウワザシ(牡8、大井・
宗形竹見厩舎)は南関東の重賞では結果が出ていないが、昨年8月には笠松・
くろゆり賞を制し、9月には今回と同舞台の鳥栖大賞で2着など好勝負を続けている。ただ鳥栖大賞と比べ、今回は相手が揃った印象はある。
フワトロ(牝8、川崎・
林隆之厩舎)は昨夏の盛岡・ビューチフルドリーマーカップで
サルサディオーネの3着と遠征なら侮れない力がある。
岡村健司騎手は当地で期間限定騎乗の経験があり、22年4月には今回と同じ
林隆之厩舎のケウで
ル・プランタン賞を勝利している。
そのほか、昨年末の
中島記念2着馬
シャンパンクーペ(牡7、佐賀・
山田徹厩舎)、同3着で
佐賀記念JpnIIIにも挑戦した
ミスカゴシマ(牝6、佐賀・
平山宏秀厩舎)にも注目。
発走は18時15分。
(文・栗田勇人)
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