3月9日に起立不能となって、急死した
ハーツクライ(22歳)の現役時代にコンビを組み、2005年
有馬記念、2006年ドバイ・シーマクラシックを制した
クリストフ・ルメール騎手が11日、中山競馬場で取材に応じ、自らの」騎手人生を変えた名馬に哀悼の意を示した。
ルメール騎手は「かわいそう」と沈痛な面持ちで切り出し、「日本で初めてG1を勝てたし、本当に特別な馬」と、コメント。「一番のいい思い出はやっぱり
有馬記念」と、無敗だった
ディープインパクトを破り、初の国内G1タイトルを獲得した2005年の
グランプリを思い起こしていた。続けて、「でもいい思い出だけじゃなくて、つらい思い出もあった。
ジャパンCを負けたりね」と、2着に敗れた同年の
ジャパンCについても触れた。
ともに酸いも甘いも嚙みしめたパートナーへ、最後は「天国にいるハーツにありがとうの気持ちを伝えたいです」と、静かに感謝の言葉を紡ぎ出した。
スポーツ報知