◆第25回
阪神スプリングジャンプ・JG2(3月11日、阪神競馬場・障害直線芝3900メートル、良)
春の障害G1の
中山グランドジャンプへ向けての前哨戦は、昨年末の
中山大障害・JG1の上位4頭を含む12頭によって争われた。
10番人気の
ジェミニキング(セン7歳、栗東・服部利之厩舎、父
トランセンド)が最終4コーナーで内から浮上し、逃げ粘る4番人気の
ロードアクア(
難波剛健騎手)を最終障害飛越後に内から差し切って重賞初制覇を果たした。騎乗していた
小野寺祐太騎手はデビュー15年目で重賞初勝利となった。勝ち時計は4分21秒6。
2着は
ロードアクア。1番人気を集めた昨年の
中山大障害の覇者、
ニシノデイジー(
石神深一騎手)は3着だった。
小野寺祐太騎手(
ジェミニキング=1着)「レースでは初めての騎乗でしたが、1か月以上前から調教でコンタクトを取ってきました。力があるのは分かっていたので、ここでどれくらいやれるかと思っていました。すごいメンバーを相手に勝てたので、次は自信を持って競馬に臨めます。関係者の皆さんに感謝します。(自身の重賞初勝利に)これまで14年やってきて、やっと重賞を勝てました。厳しい道のりでした。勝ってうれしいですし、2回目、3回目と勝てるように頑張ります」
スポーツ報知